【概要】
従来は、永久バーコードラベルを事前に発行しておき、その後で試料とリンクする作業を別途行う必要がありました。今回の機能強化により、試料(容器、スプリット)IDを読み込む1つの操作だけで、永久バーコードの新規作成・ラベル発行・試料へのリンクをまとめて完了できるようになりました。
従来の仕様と新しい機能どちらの運用でも可能にするため、永久バーコードを発行する際の登録区分機能を追加しました。
作業フローや容器種類(使い捨て容器、使いまわしの容器)に合わせて、区分およびオプションを組み合わせて運用してください。
これにより、多種多様な業務フローに柔軟に対応可能になりました。
【主な変更内容】
■試料(容器、スプリット)IDを読み込んだ際の登録区分を追加
・自動登録しない
試料IDを読み込んでも新規の永久データを自動作成しません。既存データの検索・参照のみに使用します。
・試料リンクがない場合は自動登録
読み込んだLIMS番号試料番号に対応する永久バーコードがまだ存在しない場合のみ、新規データを自動作成して試料とリンクします。
・最大リンク数未満の場合は自動登録
既に該当する永久バーコードが存在していても、同一試料へのリンク数が設定した上限未満であれば追加の永久バーコードを自動作成します。併行作業が必要な分析項目に適しています。
【主な利用シーン】
※ 以下の例はあくまで想定される利用シーンの一例です。実際の作業内容はユーザーごとに異なりますので、業務フローに合った区分を選択してください。
登録区分:自動登録なしない
・従来の仕様で効率的に運用出来ている場合
・使いまわしの分析専用容器・器具の場合
【例】
| 容器・器具 | 分析項目(または前処理) |
| 蒸発皿 | 蒸発残留物 |
| 磁性皿 | 水分、固形分 |
| るつぼ | 強熱減量、灰化処理(前処理) |
| 検体分取容器(分液ロート、ビーカー等) | 酸処理(前処理)、溶剤による抽出(前処理) |
登録区分:試料リンクがない場合は自動登録
・永久バーコードラベルを利用しない工程管理
・併行作業が発生しない分析項目
・使い捨て容器の分析専用容器・器具の場合
・使いまわしの分析専用容器・器具でも、都度ラベルを貼り返る場合
【例】
| 容器・器具 | 分析項目(または前処理) |
| サンプルカップ | 金属類 |
| バイアル瓶 | 農薬類、PCB |
| 検体分取容器(分液ロート、ビーカー等) | ダイオキシン |
登録区分:最大リンク数未満の場合は自動登録
・併行作業(同一試料で希釈倍率が異なるなど)が毎回発生する分析項目
・使い捨て容器の分析専用容器・器具の場合
・使いまわしの分析専用容器・器具でも、都度ラベルを貼り返る場合
【例】
| 容器・器具 | 分析項目(または前処理) |
| サンプルカップ | 流れ分析、pH、TOCなど |
| バイアル瓶 | VOC類 |
| 検体分取容器(フラン瓶、シャーレ等) | BOD、細菌類 |
■自動登録時の追加機能
・登録時ラベル出力
自動登録と同時に永久バーコードラベルを発行します。専用容器を永久バーコードで管理する場合(作業途中で永久バーコーダー編集画面を起動する必要がある場合)には、有効にすることで、効率的に試料の取り違いなどを防止した運用が可能です。
・登録時編集モード
自動登録時に試料ごとに永久バーコーダー編集画面を起動する必要がある場合には有効にしてください。永久バーコード作成・試料リンクを繰り返す場合ではなく、それ以外に希釈倍率を試料ごとに登録するなど、別途データを登録する必要がある場合などに利用してください。
これらを組み合わせて利用することで、「容器と試料をリンクするだけの作業」「容器と試料をリンクし、同時に希釈倍率などを登録」「容器の種類に合わせた作業方法」「特定の作業をバッチ処理した後に再度、編集画面を起動して追加の情報を登録する」、といった分析項目ごとの異なる業務プロセスに柔軟に対応可能です。
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