■マスタ管理

従業員マスタ

・従業員マスタのログイン名・パスワード入力制限強化をしました。

従業員マスタのログイン名およびパスワードの入力ルールを強化しました。データ保存時に、以下の条件を満たさない場合はエラーを表示し、登録できません。

Windows標準のセキュリティルールに準拠することで、より安全なログイン管理を実現し、不正アクセス防止を強化します。

ただし、対象はライセンス契約の企業様のみとなります。

これまでのログイン名およびパスワードは引き続きご利用いただけますが、「保存する」を実行した際に、入力制限ルールを満たしていない場合は保存できません。その場合は、ルールに従ってログイン名またはパスワードを変更してください。

 

【入力制限ルール】

ログイン名:5文字以上必須

パスワード:8文字以上必須

 英字・数字・記号を最低1文字

ずつ含むこと

 

また、これまで利用可能だったログイン名自動生成ボタン(UN1, UN2 …)は廃止しました。

 

 


顧客別商品セットマスタ

・顧客別商品セットマスタに単価設定機能を追加しました。

顧客別商品セットマスタに、各商品の単価を設定できる機能を追加しました。

以前追加された「表示明細にセット追加」機能では、設定したセット金額が商品ごとの定価設定や端数調整の影響で一致しないケースがありました。

今回の機能により、セット金額と商品単価を整合させた状態で受注登録が可能となり、表示明細金額との不一致を防止できます。

マスタ設定上の単価が反映されます。

表示明細上の単価と一致します。
なお商品名もマスタ設定が反映させることができます。(2025年3月リリース機能)。

 

【表示明細にセット追加機能】

※2025年3月に追加された機能になります。詳しくは「顧客別商品セットのセット名を表示明細行に引用する機能を追加」をご確認お願いいたします。

 

 

【マスタ設定】

1. 商品の単価設定

顧客別商品セットマスタに新しく追加された列(「セット構成単価」)に単価を入力します。

2. 単価設定反映チェックボックス

「セット構成単価使用」を有効にします。

有効にすると、受注登録時に、設定した単価を反映させます。

3.  セット価格からの単価自動按分

「セット構成単価按分」をクリックします。

セット価格を基準に、各商品の定価設定から単価を自動按分計算して、「セット構成単価」に反映させます。

4. 金額不一致時のエラーチェック

上記2. が有効かつ、マスタ上の「セット構成単価」合計とセット価格が一致しない場合、保存時にエラーを表示します。

 

5. 受注登録への自動反映

受注登録時にセット商品を選択した場合、上記2. が有効なセット商品は設定済み単価を自動で反映します。

 


ファイルリネームマスタ

・出力先フォルダパスにフォルダタグを追加しました。

見積書、納品書、速報、報告書の出力先設定に、「受注フォルダ」を指定できるタグを追加しました。

また、請求書には、「請求フォルダ」のタグを追加しました。

 

 


・フォーマット名を出力できるタグを追加しました。

見積書、納品書、請求書のフォーマット名を出力できるタグを追加しました。

 

 


カスタム計算チェックマスタ

・受注チェックに取引先ご担当者の登録状況タグを追加しました。

受注チェックに 「取引先ご担当者の登録状況」を出力するタグを追加しました。

このタグを利用することで、注文書取込時に 取引先の担当者がマスタに登録されているかどうかを確認できます。

 

 【推奨設定】

「新規番号発行 - カスタム発番機能」を使って注文書取込機能を利用する場合は、

本カスタム計算チェックの設定を行うことで、登録状況を自動でチェックできるため、設定を推奨します。

 


・受注詳細チェックに曜日・祝日タグを追加しました。

受注登録や編集時に、日付項目(受注日・着手日・納期・請求予定日)から曜日や祝日を出力するタグが利用できるようになりました。

土日祝日を設定した場合、警告またはエラーを表示させることが可能になります。

 

 

 


・カスタム計算チェックに上階層タグを追加しました。

上階層(受注詳細なら受注、LIMS注文なら受注および受注詳細、試料ならLIMS注文および受注詳細・受注)の情報を参照するためのタグが利用できるようになりました。これにより、下位データから上位データの情報を直接利用した柔軟な計算や判定が可能になります。

現行は同一階層内のタグのみ提供しており、分析管理と販売管理は初期値受け渡しのみで後続連動しないため、内容を一致させたい項目(例:件名、報告先名、部数 等)で整合管理が難しいケースがありました。

上位階層参照を可能にすることで、カスタムチェックの汎用性を拡大し、階層をまたぐ条件判定・整合チェックを実現できます。

 

 【追加されたタグ仕様】

受注詳細の場合 :受注タグを追加

LIMS注文の場合 :受注タグ・受注詳細タ

グを追加

LIMS試料の場合 :受注タグ・受注詳細タ

グ・LIMS注文タグを追加

 

【タグ名称の仕様】

受注やLIMS注文で同一のタグ名が存在する場合、混乱を避けるために上階層のタグには以下のプレフィックスを付与します。

 

REF受注_:受注情報を参照するタグ

REF注文_:LIMS注文情報を参照するタグ

 


デフォルト自社設定マスタ

・取引先管理にて、都度払いのデフォルト設定を追加しました。

取引先管理に、「都度払い」のデフォルト設定機能を追加しました。

これにより、新規取引先登録時にあらかじめ設定されたデフォルト値を自動で適用できます。

 

 


その他(システム修正、仕様変更)

・注文書取込マスタの「このインポート形式をコピー」を実施できない不具合を修正しました。