■マスタ管理

メール定型文

・「受付」「速報」「報告書」メールで利用できるタグを追加しました。

 

納期パターン:設定している納期パターン名

が引用されます。

まとめ報告書の場合は、すべて

引用されます。


分析分類

・小分類マスタの発行区分の種類を追加しました。

 

両方発行に下記2種類を追加しました。

・両方発行可(発行日は紙印刷時優先)

注文登録時に「印刷部数」と「メール送付」どちらも設定可能です。

ただし、メール(発行)・ファイル出力(発行)を押しても発行日は付与されず、印刷(発行)を押したときに発行日が付与されます。

 

・両方発行可(発行日はメール送付・フォルダ出力時優先)

注文登録時に「印刷部数」と「メール送付」どちらも設定可能です。

ただし、印刷(発行)を押しても発行日は付与されず、メール(発行)またはファイル出力(発行)を押したときに発行日が付与されます。

 ※計量証明書などの報告書は、原則として

「紙と電子の両方の発行」は禁止されていす。本機能は、計量証明書の両方発行を承認するものではありません。特別なケース での利用にとどめ、自己責任のもと適切にご判断ください。発行ルールについては、貴社の運用基準に基づき、慎重に管理をお願いいたします。

 

【両方発行可(紙印刷時優先)の運用上の注意点と機能追加について】

紙媒体を優先して印刷(発行)を行った場合、その時点で「発行日」が付与され、報告書は「発行済み」として扱われます。

そのため、後続の電子送付作業が見落とされる恐れがある点にご注意ください。

 

電子送付の有無を正確に確認するため、

「全検索」画面にて「メール送付」が「●」かつ「電子発行日」が未入力の注文を確認・管理する運用をお願いします。

 

あわせて、検索漏れを防ぐための検索オプション機能(メール送付かつメール未発行)を追加しております。

こちらの機能も併せてご活用ください。

 


デフォルト自社設定

・エラーチェックに項目を追加しました。

 

分析業務完了ステータスから案件承認取消する場合のエラーチェックを追加しました。

これまでの分析業務完了ステータスから直接、案件承認取消を制御したい場合に利用してください。 

 


 

請求データのCSV出力を実施した後の、請求書保存(編集)時におけるエラーチェック項目を新たに追加いたしました。

これにより、CSV出力後に行う請求書の編集・保存処理を制御することが可能です。

 


・作業履歴の日時記録方式に関する機能を追加しました。

 

これまでは、各作業時間(履歴日時)はクライアントPCの日時を元にデータベースに記録していましたが、サーバー側の日時を記録するオプション機能を追加しました。

 ※デフォルトは「サーバー日時使用」がOFFのため、これまでと同じ仕様となります。


・請求件名の自動引用機能で利用できるタグを追加しました。

 

請求書件名引用式に利用できるタグに「請求区分達」を追加しました。

これにより、受注詳細数での識別ではなく、請求区分で識別で件名を分岐することが可能になりました。

式の例)=IF("{請求区分達}"="都度請求","{件名達}","{請求年}"&"年"&"{請求月}"&"月請求分")

 


・CSV出力用の取引先名に計算式の機能を追加しました。

 

会計ソフト連携用CSV出力の取引先名に「計算式」(関数による計算式を利用できる)機能を追加しました。

この機能により、たとえば

・「株式会社」「(有)」といった法人種別の文字を自動で除外

・必要に応じて文字列の一部抽出や置換などの処理が可能

 

新規取引先登録時に、「CSV出力用名」が自動で計算されるように仕様を変更しました。

また、再計算するボタンを追加しました。

「一括編集」画面にCSV出力用名を再計算する機能を追加しました。


計算エラーチェック

・受注登録、LIMS注文登録時のエラーチェック機能を追加しました。

 

 

受注登録やLIMS注文登録の保存時に、

特定項目を必須入力にしたり、特定の文字や形式を制限するなど、自由にエラーチェックルールを設定できる機能を追加しました。
【エラーチェックの対象】

・受注情報

・受注詳細情報

・LIMS注文情報

・LIMS注文試料情報

【エラーチェックの制御】※実行区分

・エラー:処理を中止

・警告:メッセージを表示し、保存を

続行するか中止するかを選択

【エラーチェック計算式】

・IF関数等の計算式で条件を設定

・式の結果が空白の場合はスルー

(正常)

・文字列が返った場合はその内容をエ

ラーメッセージとして表示

【キャプション】

・複雑な計算式を設定する場合に備えて、そのチェックが何を意図しているかを説明する説明文を入力

※他の管理者やユーザーが内容を理解しやすくなります

【チェック順位】

・同じ対象項目に対して複数のチェックルールを設定することが可能

・どのチェックを優先して実行するかを指定

 

【設定例:報告先が未入力の場合に保存を中止】

チェック対象:受注情報

計算式(例):=IF("{報告先名}"="","報告先の設定がありません","")

実行区分:エラー

 

【設定例:客先注文番号が未入力の場合に保存を警告】

チェック対象:受注詳細情報

計算式(例):=IF("{客先注文番号}"="","客先注文番号の入力がありません。問題ありませんか?","")

実行区分:警告

 

【設定例:採取日が1年以上前なら保存を中止、7日以上前なら保存を警告】

チェック対象:LIMS注文試料情報

・採取日が「1年以上前」の場合は保存を中止

計算式(例):=IF("{採取日}"="", "", IF(--"{採取日}" < TODAY() - 365, "採取日が1年以上前です。", ""))

実行区分:エラー

チェック順位:100

 

・採取日が「7日以上前」の場合は警告

計算式(例):=IF("{採取日}"="", "", IF(--"{採取日}" < TODAY() - 7, "採取日が " & (TODAY() - --"{採取日}") & "日前ですがいいですか?", ""))

実行区分:警告

チェック順位:200

 

この場合、チェック順位「100」のエラーチェックが最初に実行されます。その次に200のチェックが実行されます。

※見本では両方表示していますが、保存中止となるチェックに該当した場合は、その時点で保存処理が中断され、以降のチェックは行われません。

※警告の場合は、該当の警告メッセージを一覧形式で表示されます。

チェックを段階的に評価したい場合は、順位設定で順序をコントロールしてくだい。

 

この機能に伴い、従来の「採取日が7日以上前の場合に警告を表示する」標準機能は廃止となりました。

以下の設定をエラーチェックルールとして登録いただくことで、従来通りの警告表示が再現可能です。

 

計算式:=IF(OR("{採取日}"="","{試料受付日時}"<>""), "", IF(--"{採取日}" < TODAY() - 7, "採取日が " & (TODAY() - --"{採取日}") & "日前ですがいいですか?", ""))

実行区分:警告

"{採取日}"の前の「--」(ハイフン2つ)は、アプリから出力された日付は文字列のため、計算に使えないため、強制的にシリアル値に変換するために必ず必要な文字となります。

 

【設定例:速報の要作成にチェックがなかった場合に保存を警告】

チェック対象:LIMS注文情報

計算式(例):=IF("{要速報作成}"="True","","速報なしになっていますが問題ないですか?")

実行区分:警告

 

※チェックボックスの箇所のエラーチェックの場合は、"True"または"False"で設定してください。


機器

・シーケンチャーに利用できるタグを追加しました。

 

 

{容器名達}:その試料に設定されている容器す

べての容器名を引用

カンマ区切りで表示されます。 

容器・地点ラベルのQRコードを読み込んだ場合は、該当の容器名を引用します。

 


帳票出力フォーム(個別様式)

・計算式(IF関数など)に基づいて、特定の行や列を非表示にできるタグを追加しました。

 

採取方法などに応じて同一シート上に複数の様式を設定し、試料情報や拡張情報に応じて表示・非表示を切り替えるといった、これまでマクロで制御していた特殊な帳票印刷処理が、タグで簡単に実現可能になりました。

 

これにより、印刷範囲の制御(PDF化の制御)が柔軟に行えるようになり、帳票設計の自由度と保守性が向上します。

 

行を非表示にするタグ:#HideRow

列を非表示にするタグ:#HideCol

 

【活用例(左図の見本)】

拡張情報の値に応じて、以下のように自動で行が非表示になります。

「各点採取」:11行目~30行目を非表示

「移動採取」:1~10行目、21~30行目を非表示

「代表点採取」:1~20行目を非表示

 


帳票出力フォーム

・PDF報告書に「しおり」機能を追加しました。

 

PDF形式で出力される報告書に「しおり(ブックマーク)」を付ける機能を追加しました。

 

【機能のポイント】

・報告書を受け取ったお客様が、確認したい

ページへピンポイントでアクセス可能に

・社内でもページ数の多い報告書の確認が

スムーズに

・お客様対応・内部業務の両面で利便性の

向上に貢献します

 

【しおりの設定方法】

「帳票出力フォーム」マスタにて、しおりに表示させる文字が入力されるセル位置を指定します。個別様式ごとではなく、帳票全体に対する統一ルールとして設定します。

これは、「Excel合成」によるシステム管理外の帳票(ローカルで作成・管理している帳票)にも対応するための仕様です。

※「しおり出力」を有効にした場合で、指定セルに文字がない場合は、シート名がしおり名となります。

 

この機能により、帳票レイアウトに依存せず柔軟に「しおり」を設定できるため、

さまざまな帳票運用形態にフィットし、より実用的なPDF報告書の作成が可能となります。

 


分析項目マスタ

・項目バージョン追加時に旧バージョンの適用終了日を設定できる機能を追加しました。

 

従来は、「項目バージョン追加」した場合、旧バージョン側で「適用終了日」を設定する必要ありましたが、バージョン追加時に旧バージョンの適用終了日を設定することが可能になりました。

 


注文書取込

・取込項目に拡張取引先情報を追加しました。

 

また、枠を追加した拡張受注・拡張受注詳細(テキスト6-10、部署1-3、数値1-3)も追加しました。

 


受注ファイルデータ取込

・受注ファイルデータ取込の取込項目に「単位」を追加しました。

 

 

 


タグ

・報告書に利用できるタグを追加しました。

{採取者資格名資格番号達}:注文登録の採取者の資格情報を引用(試料単位)

※帳票マスタで設定している資格すべての情報となります。

※資格名|資格番号,資格名|資格番号,資格名|資格番号,・・・と表示されます。

 

{電子署名}:帳票グループ署名許可ON+注文署名許可ONの(報告書または速報)なら「要」、

帳票グループ署名許可ON+注文署名許可OFFなら「なし」、

帳票グループ署名許可OFFなら注文関係なく帳票設定シートの「空白文字列」で表示されます。

その他(システム修正、仕様変更)

・分析分類マスタ画面において、セルを選択した際に「選択セル」ではなく「行全体」が強調表示されてしまう事象が発生

しておりました。

選択中のセルのみが識別色で正しく表示されるよう修正を行いました。

・法令マスタ画面において、「使用不可も表示」オプションを有効にしても正しく反映されない事象が発生しておりま

した。設定に従って「使用不可」も正しく一覧に表示されるよう修正を行いました。