■販売管理

新規番号発行画面

・案件登録(発番)前に類似案件・見積登録の確認機能を追加しました。

別番号で発番されている案件に対して、新規番号を誤って採番してしまう事例がしばしば発生しています。これには本来新規に発番する必要がなかった案件や、枝番として登録すべき案件だったなどのケースが含まれます。

ラボラボの各種検索条件を利用して、新規発番の前にこうした重複や誤発番を防ぐことは可能でしたが、毎回この手順を踏むことは、オペレーション上大きな負担となっていました。

そこで今回、新規発番前に、効率的に類似案件や既存の見積案件を発見または、新規登録を1つの画面で操作できる機能を開発しました。

 

 取引先名、件名、報告先、施設名の文字により、類似案件を検索し、下段に類似案件を一覧表示します。

検索方法は、部分一致の「ワイルドカード検索」か類似度による「類似度一致」のどちからを選択してください。

 

注文書取込機能をこの画面でも利用可能です。取り込んだデータから検索します。

また、「新規番号を発行」を実行した場合、注文書取込を実施した状態で、受注登録画面が起動します。

 

 

 処理区分、営業部署、案件種別を検索条件に加えることも可能です。

 

「詳細追加」ボタンは、新規番号を発行せず、選択した受注番号に詳細番号を追加し、受注登録をする場合にご利用ください。

 

 

 

 

※この機能を利用する場合は、「カスタム発番機能」をクリックして有効にしてください。

 


受注登録-詳細情報画面

・定価が0円(価格設定がない商品)でも値引きや仕切差額の計算に含める機能を追加しました。

LDS環境Solutionでは、本来「値引き」などは、商品として登録せず、各商品ごとの正確な単価・金額を明示する運用を推奨しています。この運用により、サービスごとの原価・利益を正しく把握し、経営判断にもつながるデータの一元管理が可能になります。

しかし一部の特殊な取引や取引先との兼ね合いにより、「値引き」や「調整金額」としての項目を商品として登録し、

受注金額全体を調整する形で運用せざるえないケースも見受けられます。

このような運用に対応するため、今回の改修では、定価「0円」商品を含めた金額差の計算方法を柔軟に選択できる機能を追加しました。

 

 

 

 デフォルト自社設定で、

・標準

(定価超過も値引計上/0円も率に含む)

・制限付き(定価超過は除外/0円も除外)

から選択してください。


・利益関連情報の表示と金額欄カスタマイズ機能を追加しました。

これまで受注詳細で原価・原価率・粗利・粗利率の情報が即座に確認できず、都度別画面やExcel等での確認が必要でした。

ただ、表示項目が多くなると視認性が下がり、運用効率にも影響します。

各社の業務ルールに合わせて、表示する金額欄を選択・並び順を設定できることで、より見やすく、必要な情報に素早くアクセスできるようになりました。

 

【原価・原価率】

・原価 = 各明細の「原価 × 数量」の合計

・原価率 = 原価 ÷ 受注金額 × 100

 

【粗利・粗利率】

・粗利 = 各明細の「(単価−原価)× 数量」の合計

・粗利率 = 粗利 ÷ 受注金額 × 100

※受注金額が0円の場合、粗利率は0と表示

 

【表示金額項目のカスタマイズ】

タグにより、表示する項目および並び順を指定可能です。

※未設定の場合はすべて表示のデフォルトの並び順となります。

 


受注登録-出荷情報画面

出荷済処理の設定がデフォルトと異なる場合の識別機能を追加しました。

従来は、受注側の出荷済処理の設定がデフォルト自社設定と異なっていても視覚的に判別しづらい状況でしたが、今回の改修により、異なる設定は赤文字で表示されるようになり、瞬時に識別可能となりました。

 

 

 

 説明機能(?マーク)の請求予定日計算についての説明文を追加しました。

 


リンクされたLIMS情報一覧の表示とソート機能を追加しました。

従来は、リンクするLIMS注文の情報は別画面での確認が必要であり、確認作業に手間がかかっていました。

今回の機能追加により、どのLIMS注文が出荷対象になっているかを一覧で把握できるようになり、作業の効率化と見落とし防止につながります。

また、ソート機能により、任意の項目で整理しながら確認することが可能です。

 

 


LIMS登録情報画面

・受注詳細間のLIMS注文コピーでも「拡張データ引用実施」の条件を追加しました。

 

 

 


その他(システム修正、仕様変更)

・受注一覧から入金ダイアログを開いた場合、「回収先」ではなく「請求先」に計上されてしまう不具合を修正しました。