■帳票準備の新しい機能について

従来は、LIMS注文のコピー(帳票準備もコピー)を実行する際、再発行用の帳票や、様式が異なる別系統の報告書が含まれる場合には、内容を確認のうえ、コピーを実行するユーザーが適切に対応する必要がありました。

 

たとえば、以下のようなケースでは、コピー後に再発行分(2回目)の帳票出力設定を削除し、別様式である3回目の出力設定はそのまま残すといったように、目的に応じた判断と操作が求められていました。

 

【現行機能】

今回の改修により、帳票準備に「シリーズ」設定(別様式・別系統の識別)と「再発行カウント」機能(同一様式での再発行の識別)を導入しました。

これにより、同一様式での再発行による追加か、様式が異なる別系統の帳票追加かを、システム上で明確に区別できるようになりました。

 

この設定は、コピー元のLIMS注文(現在進行中の注文)にあらかじめ登録されているため、コピーを実行するユーザーは、内容を個別に判断することなく、スムーズにコピー処理を行うことが可能です。

【新機能】

※同じシリーズ内で再発行として追加された帳票は、コピー時の対象外となります。

 一方で、新しいシリーズ(様式が異なる帳票)の追加分は、コピー対象となります。

画面上の挙動の違い

「新規出力設定追加」と「選択中を再発行」によって、実際にどのように変化するか説明します。

新規出力設定の場合

新規出力設定追加の場合には、

  • シリーズ番号が1つ増加します。
  • 見出しが必ず1回目として登録されます。

利用例

 1つ案件において、2種類の報告書を発行する場合

選択中を再発行コピーの場合

選択中を再発行Copyの場合には、

  • Copy元のシリーズ番号同一になります。
  • Copy元の見出し番号に対して、+1回とカウントが増加します。